過労性脛部痛(シンスプリント)の診断は解釈によって多少異なりますが、一般的に頸骨(けいこつ)の内側または外側に生じる痛みのことをいいます。この痛みは筋肉にかかる圧力・張力が原因で、筋肉と骨の接点に生じます。初期には筋肉の過度の疲労によって新陳代謝、血流が低下し、これによって筋肉とこれに隣接する組織に痛みが生じます。疲労が長期間続くと、筋肉と骨の間の骨膜に炎症が生じ、骨の外側面の内側または外側に強い痛みを感じるようになります。内側の痛みはふくらはぎ後部の筋肉の過労、外側の痛みは前側コンパートメントの筋肉の疲労が原因として多くみられます。治療を行わず放置すると、疲労骨折につながる場合もあります。
また歩行時の誤姿勢で、筋肉が過度に引っ張られることも痛みの背景としてよくみられます。典型的なシンスプリントの原因は、足首の過度の回内です。インソールの使用は足の誤姿勢を矯正し、これにより筋肉にかかる張力を軽減することで、痛みを解消する効果があります。
